IT介護日記 「介護は快互 !!」 介護の世界は誤解だらけ!? 介護家族＆介護職へのアドバイス

介護家族への言葉には注意して欲しい

昨日、「認知症の執念」を書いたあと、それをtwitterで呟いたら、二人ほど噛みついてきた方がありました。お二人とも福祉系のお仕事をしている方のようですが、どうやら「罵声を浴びせ、頭や身体を(軽く)小突き…」という“虐待”行為の部分に単純に反応してきたようです。(^^;)

もちろん、「虐待」がいけないのは間違いありませんが、直接的な行動・言動以前に、その背景にある「相手に対する意識」を考える必要があると言うことに気づいていないのです。

この方たちは、「虐待は絶対にいけない」「認知症だって感情はある」「被介護者に対して、『(自分が)介護しなければ生きていけないぞ』 という上から目線が虐待に繋がる」などの一般向け、介護職向けの教育を頭から信じていると、こういう勘違いが起きてしまいます。

私の行動を「虐待」と捉える人は、「被介護者」には目を向けていると思いますが、「介護家族」に対しての“優しさ”を持っていません。そこが一番の問題点です。

そもそも、“介護”家族は(基本的に)「虐待」はしません。

「虐待」をするのは、(同居していても)介護に関わらない家族、「“避”介護家族」です。“介護”をしている家族は、本人のためと思って懸命に試行錯誤を重ねていくわけで、身体拘束や(多少の)暴言も、本人と家族の安全と平穏を願うが故の行動をとります。そして、その中の一つとして、この種の「愛の鞭」を打つことも出てきます。

その言動に対して、「虐待は絶対にいけない」「その考え方が虐待に繋がる」「優しく接するべき」と反応することは「まだまだ“優しさ”が足りない。もっと頑張って“介護”しなさい」と言っているようなものだと言うことに気づいていません。

なにしろ、こんな吐露をするということは、それだけ追いつめられているからなんです。(えっ、私が？(^^;))

福祉関係の人だからこそ、(twitterなどのコメントも含む)介護家族への声がけには気をつけなければいけないということに気づいて欲しいと思うんですよね。

ちなみに、介護者が被介護者に対して、愛情を持たず、嫌悪感を抱いていたりすると、それが「虐待」に繋がることは間違いありません。

以前、「介護職の言葉遣い」について書いたことがありますが、この意識が問題になるわけです。

「頑張らない介護」のためには、様々な行動が必要になります。身体拘束や今回行ったような実力行使もその一つです。“快互”のための愛の鞭というところですね。

ただし、あくまでも愛の鞭であって、そこに怒りの感情を持ち込んではいけません。介護は淡々と・・・が基本なのです。

続：介護職の言葉遣いを考える・・・

以前、「気になる介護職の言葉遣いと利用者への“愛情”」という記事を書きました。
介護職と利用者は、年齢的にも立場的にも対等ではないし、仕事場なのだから、原則としては敬語や丁寧語を使うべきであって、(ともだち同士のプライベートな会話に使う)タメ口などはとんでもない。少なくとも「親しき仲にも礼儀あり」という一線だけは守るべきだと考えます。

しかし、mixiの介護職系コミュニティでは、頻繁にこの話題が出てきますね。以前は、それなりにコメントしていたのですが、あまりにも噛み合わない議論に、最近は読むだけにしてきました。

しかし、岡目八目とはよく言ったもので、読んでいて気が付いたことがあります。

どうやら、キチンとした言葉遣いができない人は、「敬語」や「丁寧語」、「謙譲語」の区別もできていないだけでなく、「敬語＝よそ行きの言葉」的なイメージで捉えているようです。

ですから、「敬語を使わない(普段着の言葉)」を「タメ口＝親しみを込めた言葉遣い」と考えてしまうのでしょう。
さらに、「方言」も「タメ口」という解釈になるわけで、「親しみを持ってもらうために方言を使う」＝「タメ口で話すのは親しみを持ってもらうため」になってしまうのでしょう。

ついでですが、「ですます調」までもが「敬語」だと思い込んでいる人もいるようで・・・(それも一人ではありません)

うちのGHの職員で敬語だけどとても利用者さんに威圧感を与えていると感じる方がみえます
『～して下さいね！』
『～しましょうね！』
『～しましたか？』
語尾がきつくおまけに高音ときてるので余計です (mixiより引用)

それ、敬語云々以前に、命令調なんですけど・・・(＾＾；)

 

そう言えば、コンビニやファミレスなどでも、「1,000円からお預かりします」「ご注文(の品)は、これでよろしかったでしょうか？」など変な日本語を聞くことが増えましたよね。本人的には「丁寧に言っている(＝敬語)」つもりなのでしょうが、間違ってますね。

「丁寧語を使う」ことと「丁寧に語りかける」ことは違いますし、語尾に「！」が付く段階で、問題外なんですよね。
例えば、「いらっしゃいませ」という言葉ですが、もともとは丁寧語です。
しかし、柳原可奈子が演じるギャル店員の言い回し方の「いらっしゃいまっせぇ～ ♪」になると、丁寧とは言えませんよね。

それと、方言でも丁寧な言い回しはあります。京言葉の「おいでやす」「よぅおこしやしたなぁ」などは丁寧語と言えるでしょうね。

ですから、方言を使うことは構わないのです。というよりも、利用者に対し親しみを感じて貰うことを意図するなら方言で丁寧な言い回しをすればいいのです。

もう一度書いておきましょう。「親しき仲にも礼儀あり」という格言どおりです。「よそ行きの言葉」を使わなくても構いませんが、「普段着の言葉」であっても、「年配者に対する言葉遣い」を守ることが大切なのです。「丁寧に語りかける」ことを心がけましょう。

とくに「敬語」、「丁寧語」、「謙譲語」の区別が理解できない方、「ですます調」を敬語だと思っている方は、ご注意ください。
あなたが「親しみを込めた言葉」だと思っているのは、「普段着の言葉」にもならない「タメ口」ではありませんか？

余談ですが、「よそ行きの言葉」で検索してみたら、適切な説明をしているサイトが見つかりました。「DHC Precious Club」です。端的な解説ですが、わかりやすいので紹介しておきます。

気になる介護職の言葉遣いと利用者への“愛情”

介護の現場で気に掛かることの一つに、介護職の利用者に対する言葉遣いがあります。

まず、基本的なことですが、(介護職にとっては)仕事の場なのですから、家庭内や友達同士のような言葉遣いは駄目というのは言うまでもありません。
一般社会に於いては、仕事の場では、相手が年下の部下でもない限り、敬語、丁寧語を使うというのは大原則です。まして、お客様、とくに、ホテルやタクシーのように不特定多数の一見客が主となる接客業やサービス業では、言葉遣いは十分に注意しなければなりません。

一方、同じ接客業・サービス業であっても、常連客が多い居酒屋、個人商店などの場合は、敬語や丁寧語だけではよそよそしさが目立ち、冷たさも感じさせてしまいますし、リラックスして貰ったり、親しみを持ってもらうためにも、ある程度はフランクな言葉遣いも必要になってきます。

では、介護サービスの場合はどうなのでしょう？介護保険を利用するためには、事前の契約が必要不可欠ですし、定期的に利用してもらう関係ですね。
入居施設の場合は(利用者にとっては)自宅に相当する場所でもあるわけで、どちらかというと常連客を扱う接客業に近い雰囲気の方が適しているとは言えるでしょう。

ところが、「敬語を使ったのでは、親しみを感じて貰えない」「家庭のような雰囲気を感じて貰うためにもタメ口がいい」と考えている(若い)介護職が多いんですね。

そもそも、「タメ口」とは、対等の立場、年齢のともだち同士が親しみを込めて使う飾り気のない言葉遣いですが、それだけに、プライベートな場では許されても、仕事中に使うべき言葉ではありません。

認知症の場合は難しい言い回しや最近の言葉では理解して貰えないことは多くなりますから、子供でも理解できるシンプルな表現、直接的な表現の方がいい場合もあるのは事実です。
しかし、相手は幼児ではなく、長い人生を積み重ねてきた老人なのです。

「親しき仲にも礼儀あり」という格言もありますが、まさにその通り、馴れ馴れしすぎる(友達同士や)目下の者への言葉遣い(タメ口)、になってしまうようでは駄目、あくまでも「年配者に対する言葉遣い」でなければいけません。それは、相手が認知症であっても原則は同じことなのです。

それと、もう一点気をつけなければいけないことがあります。親しさを表すための(敬語でない)言葉遣いでも、若い職員が言うのと年配職員が言うのでは全く印象が違うという点です。

私ぐらいの年齢(50代後半)になってくると、いろいろと社会経験も豊富ですし、一般社会では自分より若い上司や年上の部下とのコミュニケーションも経験しています。ですから、敬語や謙譲語を使わなくても、年齢や相手の立場を考えた上での表現やイントネーションに留めることができます。

また、利用者とも年齢が近いため、年齢差も誤差の範疇かもしれません。それなのに一から十まで敬語や丁寧語ばかりだと、却ってよそよそしい雰囲気が生まれてしまうことは間違いありません。
そのため、敢えて敬語や丁寧語を使わない普段着の言葉(しかし、タメ口ではありません)で語りかけることはありますが、同じことを若い職員が真似してしまうと、やはり無礼になってしまいます。(この微妙な感覚が若い方には理解できないようです)

ちなみに、認知症の方が難しい言葉を理解できないからと言って、幼児言葉を使うのも言語道断です。
例えばトイレ誘導ですが、「トイレ」という単語を理解できないことはあります。その場合、「オシッコ/ウンチしようね」では幼児扱いになってしまうので駄目なのです。あくまでも年配者への声がけという基本は忘れてはいけないのです。昔風の表現「厠(かわや)」や「手水場(ちょうずば)」、「雪隠(せっちん)」などの言葉を使ったりすることで、理解できることもあります。そのためにもボキャブラリを増やす努力は欠かさないでください。

この言葉遣いに関連しているのが「利用者に対する“愛情”」です。
介護の仕事では、利用者から暴言を吐かれたり、暴力を受けることなどもありますよね。そこまで酷くなくても、介護拒否に遭うことは多いと思います。もちろん、それは認知症などの病気や老化によるストレスから起こるものであって、介護者への憎しみや意地悪でないことぐらいは(介護者なら)理解できるはずですね。

これを解決するのが「被介護者への“愛情”」です。

これを言い出すと「“仕事”に“愛情”が必要か？」という声が聞こえてきます。「仕事なんだから割り切って働けば問題はない」という意見もありますよね。しかし、本当にそうなのでしょうか？

もっとも、“愛情”にも様々なものがあるわけで、介護職にとっての「被介護者への“愛情”」とは、恋愛感情のような“愛”でもないし、血縁/姻戚、居住地/出身地/母校など自身の属する集団への“愛”とも違います。もちろん愛社精神のようなものでもありません。強いて言えば、老人という弱者に対する「博愛」、年長者に対する「敬愛」です。

この“愛情”を持っていないと、目先の理不尽な言動に対して心の悪魔が顔を出し、障害事件を起こすことに繋がるのです。

懸命に働いている中でストレスを溜め、それを介護対象である利用者に向けてしまうようでは、本末転倒です。
それを防ぐためにも「被介護者への“愛情”」は必要なのです。
 
さて、最後にこの二つに関連して、介護職がよく口にする気になる言葉を取り上げてみます。それは「利用者“さま”」という表現です。
私はこのブログやtwitter、mixiなどでは「利用者“さま”」という表現は使いません。「利用者」という立場を表す言葉に“さま”を付ける必然性はありません。強いて使うとしたら、介護サービス事業者として多数の利用者や家族に対して案内状などを出すときぐらいでしょうか。つまり、本来なら対象となる個々の個人名＋“さま”と書くべきところを一つの印刷物で処理しようとする際の表現程度です。

介護サービスの現場で、個々の利用者への呼びかけなども、「名字に“さま”を付ける」よう指導する事業所も多いと思いますが、全てをそれだけに統一するのも善し悪しですよね。TPOを心得ていて、きちんと使い分けられるなら、「名前＋“さん”」程度の親しみを持った呼びかけは許されるでしょう。
ただし、ご近所の年配者との会話レベルの言葉遣い、この辺りが限界でしょうね。

(続編あり)

南田洋子さんの死に思うこと・・・

今日、女優の南田洋子さんが亡くなりました。享年76歳。よくよく介護には縁の深い方だったようです。

南田洋子さん自身が認知症を発症、事実上の芸能界引退状態であったことを告白し、その後もテレビなどで妻の認知症について語る夫・長門裕之氏に対しては、賛否両論があっったようですが、認知症の老親を抱え、その実体験を踏まえながら介護について語る私としては、お二人に対し、「ありがとう。お疲れ様、これからは、自分たちの時間を持ってください」と言いたいですね。

お二人を見て思い出すのは、いつも8mmカメラを回していたこと。二人の人生には穏やかな時ばかりではなかったようですが、それでもなお、最後までおしどり夫婦を演じてこられましたよね。

南田洋子さん、あなたは最後まで役者でした。認知症を患い、ほとんど自我を失っている姿を晒し続けただけでなく、亡くなる直前には、驚異的な回復を見せ、そして、あっという間に旅立ってしまいました。
認知症になっても、(本人は)明るい笑顔を見せることはできる、あれだけ重症になっても、(それなりの)感情や意志は持っているということを伝えてくれました。
そして、回復する可能性も感じさせてくれたし、最後はあっけなく逝ってしまったことで、植物人間状態になる辛さは見せなかった・・・。

長門裕之さん、あなたも素晴らしい名優です。妻とともに介護の悲惨さをあまり感じさせず、大事な家族の認知症と正面切って対峙する姿を人々に見せたことに拍手を送らせていただきます。
世間的には「お金があるから、(在宅)介護できるんだ」、「認知症の妻を晒して、金を稼ぐなんて」などの批難もあるようですが、「認知症介護の実例」の一つとして、下の世話やその他の介護についても、感情を抑えて献身的に行う姿を見せたり、介護を手伝ってくれるヘルパーに対して「幼児言葉での呼びかけは駄目」と伝えたことなども披露してくれたことは良かったと思います。

あなたたちのおかげで、世間に“認知症”の現実を伝えることができたと思います。そして、先日の映像では介護家族には「好転する可能性」も見せてくれました。

南田洋子さん、天国で再び名女優として活躍してください。
長門裕之さん、介護から解放されてご苦労さまでした。これからも、現実社会で名優を続けてください。

ありがとうございました。

経営者が悪い施設は駄目(義父母の介護計画：3)

デイサービスに通うことを楽しみにしている義父はともかく、「そんなところに行かないよ」と言い張る義母を単純に同じ施設に通わせることは無理があります。とりあえず、義父には週２回リハビリと入浴を目的に「H」に通って貰い、月に1～2回、「A」の外出イベントの日に(付き添いと称して)義母にも参加してもらうのが良さそうだという判断から、それぞれに申し込むことにしたところまでは良かったのですが、急転直下、「A」との契約を取りやめることになってしまいました。

施設を訪れ、見学(視察)をしていた段階では、予想以上に活気があり、楽しそうな施設という印象を得ていたデイサービス「A」ですが、いざ契約という段階で、担当者(兼運営責任者)だというNPO法人「G」の理事、Kさんが全てをぶちこわしてくれたのです。
Kさんは、私と同世代の女性で、市議会議員でもあり、昼間は議会を抜けられないので、夕方契約(のための話)をすることになったのですが...。

まず、話し方が悪いですね。いかにも議員のセンセイらしく、人を見下した態度が鼻につきます。まぁ、その辺りは目をつぶるとしても、一番最初に言われたのがケアマネージャーのことです。
「G」では居宅介護支援(ケアマネージャーがケアプランを作成する業務)も行っているので、そこから囲い込みたかったのでしょう。しかし、私はすでにケアマネージャーを決めていますし、ケアプランの作成は実質的に私が行うことにしています。そこで、その旨を伝えたところ、いきなり「まずいですね」というのです。
「まずい」という言葉の真意はすぐに理解できませんでした。何を言いたいのだろうと思いながらも、とりあえず、その話は聞き流し、話を進めていったのですが、イベントについて尋ねた時に、その真意が見えてきました。

「A」の利用は実際には義母のためという点に間違いはないのですが、デイサービスを嫌がる義母を納得させるために、外出を伴うイベントに義父を参加させ、(義母には)それの付き添いと称して参加させようと考えていることを伝え、そのためにも月間スケジュールを事前に知る必要があるので、「毎月、いつ頃までに翌月の予定が決まりますか？」と尋ねると、(面倒くさそうに)「(当月)1日以降です」と言います。せめて、大凡のスケジュールだけでも事前に教えて貰えないかと言っても、「(当月)1日以降でなければ決まりません」と語気を強めます。

しかし、ケアプランを作成するためには、イベントスケジュールは前月中に必要です。なにしろ、介護保険では、施設の利用申し込みは毎月ケアマネージャーが前月中に行うことになっています。それなのに、当月にならなければイベントスケジュールが決まらないのでは、イベントを選んで参加することは難しくなるわけです。
その点を指摘すると「当月になってからでも申し込めますよ。利用者枠が余っていれば、引き受けられます」と突っ慳貪に答えます。まるで、利用しないでくれと言いたげな雰囲気です。

そこで、この高慢ちきなKさんを少し突いてみることにしました。

「お話しを伺っていて、気になる点があります。先ほど“まずい”と言われましたが、どこかに問題がありますか?」と尋ねると、「ケアプラン作成はケアマネージャーの仕事ですから、家族が行うことは越権行為です」と宣います。
しかし、私も父の介護で、介護保険の仕組みは理解しています。必ずしもケアマネージャーと契約する必要もなければ、家族がケアプランを作成することにも問題はありません。まして、実際にケアマネージャーは決定しているので、「A」には、施設として(私がケアマネージャー経由で提出する)ケアプランに沿った利用申し込みを受けてもらうだけで十分なのです。
この点を指摘すると、「私は(市会議員で)市の社会福祉協議会で委員もしています(から詳しい)」と大上段から斬りつけてきました。

さすがに、この言い方には腹が立ちました。以前の私なら机を蹴飛ばして怒鳴るところですが、少しは大人になったのでしょう。（笑）　とりあえず、「この施設は職員もいいし、評判も高かったので期待していましたが、管理者、責任者であるあなたの言動は気持ちのいいものではありませんね。印象を悪くしますよ」とたしなめると、ここで彼女の本音が露わになったのです。

「(私を)信用しないなら、無理して利用していただかなくても結構ですよ」というのです。
どうやら、「G」では、(子飼いの)ケアマネージャーが規則的に利用申し込みを行い、その利用人数に応じたイベントを計画するというやり方なんでしょうね。
そこに、「他のケアマネージャーと契約し、(手間の掛かる)外出イベントの日しか参加しない」利用者を持ち込まれても、(儲けに繋がらないので)相手にしたくないのでしょう。

私も、ここまで言われて、義父母を通わせる気は完全に失せてしまいましたが、大人の対応を見せることにしました。
「そうですか。私も、不愉快な気持ちを抑えてまで、こちらに通わせたいとは思いません。残念ですが、契約はしないことにします」と伝え、席を立ったのです。

結果的には、彼女の望みどおり（？）、儲けに繋がらない客を追い払うことに成功したわけですが、当方としては、サービスのいい現場に多少未練があります。いっそのこと、強引に利用申し込みをして、少しでも利益率を下げさせた方が良かったかな？という気もないではありませんが、契約前に(経営者の)正体がわかっただけでも良しとしましょう。

余談ですが、介護サービス事業者は、原則として(定員や送迎エリアなど正当な理由がない限り)利用申し込みに対して拒絶してはいけないことになっています。「信用していただけないなら、無理して利用していただかなくても結構ですよ」という売り言葉には、「こちらからお断りします」という買い言葉が対になりますから、客の申し込みに対して断っていることになります。

つまり、市会議員で社会福祉協議会に関わるほどの方なのに、NPO法人「G」理事のKさんは、やってはいけない客の選択をしていることになるわけです。

まぁ、こんな業者の相手をするだけ無駄です。
次の事業者を捜すことにしましょう。

続く....